賃貸物件に入居される方は、家や暮らしを守る「火災保険」について把握することが大切です。
火災保険は、火災以外にも漏水やペットが起こした損害など広範囲に対応するため、万が一のことがあっても安心できるでしょう。
今回は、賃貸物件の火災保険の種類や補償の範囲、補償外の事例についてご紹介します。
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賃貸物件の火災保険にはどんな種類がある？
そもそも火災保険とは、建物の火災はもちろん、台風や落雷、盗難、漏水など、暮らしのトラブルに幅広く補償してくれる保険です。
賃貸物件に入居する際の火災保険には、3種類の補償がセットになるケースが多くあります。
家具家電などの損害を補償する「家財保険」、大家さんに対する補償の「借家人賠償責任保険」、自宅以外の日常トラブルにも対応可能な「個人賠償責任保険」です。
賃貸物件に住むうえでは、生活を送るうえで万が一のことがあった場合に、保険金を受け取れるようにするため、火災保険は事実上必須といえます。
なお、賃貸物件の火災保険の相場は、1人暮らし・1年契約の場合で4,000円～7,000円程度、2年契約だと1万3,000円程度です。
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賃貸物件の火災保険の補償範囲について
家財保険では、火災や落雷、爆発、漏水などが原因で家財が損害を受けたり、現預金の盗難があったりすると補償の対象となります。
また、壊れた家財の処理費用も補償対象になるケースもあります。
借家人賠償責任保険は、借りた賃貸物件の室内に損害を与えてしまった際に、それを修繕する費用が補償対象です。
タバコの火の不始末による火事や、洗濯機のホースが外れて部屋が水浸しになって汚損させたなど、おもに火災や漏水などにより損害を与えた場合に、保険金が支払われます。
個人賠償責任保険は、隣室への損害や自宅以外のトラブルが補償対象です。
水漏れで下階に損害を与えた場合や、ペットが他人を傷つけてしまった場合などに保険金が支払われます。
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賃貸物件の火災保険で補償外になる事例とは
家財保険では、子どもが走り回った際にテレビを壊した場合や、地震や津波が原因の水害で床上浸水し、ソファーやカーペットが汚損した場合は対象外となります。
また、火災や落雷、風災、爆発、盗難など、決められた事故以外での損害は補償外です。
借家人賠償責任保険では、子どもが遊んでいて破いた障子や、模様替えで剥がれてしまったクロスは補償外となります。
個人賠償責任保険では、借りていたゲーム機を壊したケースや、自動車での事故は補償の対象になりません。
原則として火災保険の補償外となるケースは、賃貸物件で起こった損害が故意・重過失によるものであった場合や、法令違反があった場合です。
物品や建物の破損、事故にはさまざまなケースがありますが、「過失がどこにあるか」がひとつのポイントになります。
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まとめ
賃貸物件に入居した際の火災保険は、おもに家財保険・借家人賠償責任保険・個人賠償責任保険の3種類がセットになっています。
物品の破損、事故の原因の過失がどこにあるかで、補償の対象か補償外かある程度判断できます。
賃貸物件へ引っ越される方は、火災保険は必須と考えて、万が一の事故に備えましょう。
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